【豆知識】水溶性食物繊維の働き

【豆知識】水溶性食物繊維の働き

食物繊維には不溶性と水溶性の二種類があり、
中でも最近特に注目を集めているのが水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維は水に溶けやすく、ペースト状のような粘りが出るのが
特徴です。この粘り効果によって次のような特性が発揮されます。

1.便を柔らかくして出しやすくし、便の状態を整える

2.食物が腸内をゆっくりと通過することで消化、吸収の速度が遅くなる

3.脂肪や糖分の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を抑える

4.余分な糖・脂質を体外へ排出する

5.善玉菌の栄養源となり、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える

中でも不溶性食物繊維にはない、水溶性食物繊維の最大の特性が
「善玉菌の栄養源となり、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える」です。
不溶性より水溶性の食物繊維のほうが「発酵性が高い」ため、腸内フローラの
エサになりやすいです。

これによって腸内が酸性に傾いていき、さらに善玉菌が増殖するという
好循環サイクルが回り始めます。