【豆知識】日本型の食生活の変化

【豆知識】日本型の食生活の変化

第二次世界大戦を境に日本では少しずつ欧米の食生活が普及し、
動物性たんぱく質や動物性脂肪、乳類の摂取が推奨されるようになります。

主食の米や野菜の摂取量が減少するとともに、魚介類や海藻、豆類の摂取も
肉類の増加率と比較して相対的に減少していきます。

さらにインスタント食品やレトルト食品、冷凍食品などが食卓に並ぶようになり、
清涼飲料や菓子類の普及で砂糖の消費量も大きく増加しました。

日本人の栄養素の摂取量の推移は(戦後から現在に至るまで)、
総エネルギー摂取量はほとんど変化していないにも関わらず、総脂質摂取量と
動物性脂質摂取量が著しく増加しています。

2010年の調査では成人の四人に一人は脂質エネルギー比が30%を超えて
(20~25%が基準値)摂りすぎの状態にあり、まさに欧米化した食事となっています。