【豆知識】赤血球とは?
血液成分でのお話の際に、赤血球は血液細胞のうち約96%
を占めるということを書きました。
総数約60兆個といわれる人間の細胞のうち20兆個以上が赤血球です。
細胞総数の1/3 以上が赤血球です。
赤血球の仕事は酸素を体の各部へ運ぶことです。
つまり人間にとって酸素とそれを運ぶ赤血球が
どれほど大事かということが分かると思います。
赤血球の寿命は約120日です。
老化した赤血球は、主に、脾臓において破壊(溶血)処理が行われて、
血液中から取り除かれます。
赤血球を作るためには、ほかの細胞でも必要となる
タンパク質や脂質、糖質などの栄養素のほかに、
エリスロポエチンやビタミンB12、葉酸、鉄が必要となります。
ここで注目していただきたいのが、赤血球を作るために
タンパク質や脂質、糖質などの栄養素が必要だということです。
これらの栄養素は胃腸から吸収されるものです。
つまり胃腸の働きが悪いと栄養素の吸収が悪くなり、
良い赤血球が作れなくなります。
良質な赤血球とは毛細血管を通る際にぺちゃんこに変形して
酸素を出すことができます。
胃腸の調子が整って初めて良質な赤血球が作られます。
そして約120日胃腸が良い状態をキープできることで
新しく良質な赤血球に生まれ変わります。